八戸市森林組合について

八戸市森林組合は、青森県八戸市周辺で活動する森林組合です。
業務内容は木に関すること全般です。主な業務は、木の伐採、植林、下刈り、除伐、枝打ち、間伐、択伐、皆伐です。
その他に海岸林の整備、林道の開設、支障木の伐採、雇用対策、丸太の販売、キノコ資材の販売、林業用の防護服の販売、庭の手入れ、空き地の草刈り、古木の治療もしております。
木の事で気になったらお電話ください。

ギャラリー

業務内容

植林

八戸市森林組合では、比較的広葉樹造林が多いです。樹種はケヤキ、クリ、ナラ、サクラ等この地に合った樹種を選択して、配植します。
針葉樹は成長や最近の市場からカラマツを造林することが多いです。スギを植える機会はあまりありません。比較的都市型の森林組合ですので、花粉症等から嫌われる傾向にあります。
また針葉樹は伐採したら植林する事をしなくては、森になりません。針葉樹と広葉樹を混ぜながら植林する事もあります。広葉樹造林も、針広混交植林は日本一の規模だと思います。

下刈

下刈りは植林した木が、草に負けないように刈り取る事。 全刈りがメイン。特に広葉樹はつるに弱いので丁寧に切らなくてはならない。

若木保護

若い時は特にクズ等の繁茂が脅威です。 上にかぶさると植林木が見えなくなってしまう。 この時はクズノックの散布をします。 広葉樹を植林するとネズミやウサギに食べられることがあります。 昔は狩猟免許を取ってわなを設置したりしましたが、薬を木に塗った方が早かった。 新聞紙巻いたりもしました。

除伐

ある程度大きくなると、育てたくない木が成長していたり、病気や曲がった木が育てたい木の成長を邪魔します。その木を伐採する作業。

枝打ち

枝打ちをする意味はさまざまありますが、木を円柱状にする為、節がない用にする為 、病気に成らないようにする為、広葉樹では真っ直ぐに誘導する為に行う。 昔はナタで行ったが、幹に傷を付ける恐れから、最近はのこぎりで行う。 木の値段が高かった時には枝打ちマシーンも普及した。懐かしい。

搬出間伐

戦後の再造林した木が大きくなり、伐採した木を切り捨てる間伐から搬出する間伐が増えてきている。 間伐の作業代金を木代からねん出する事によって、作業費が無料や木代が入るようになる。 但し、細い木の間伐は雪折れや風倒木の恐れが高まるし、立木に傷が付くリスクもある。

択伐

収穫方法の一つ。欲しい木・使いたい木を伐採し、搬出する。残された木は次の伐採まで成長し、利用される。

皆伐

すべての木を伐採する。作業効率が良いが、次の収穫まで時間がかかる。風致上、土壌への影響の問題がある。

特殊伐採

隣の敷地の家の屋根の上まで伸びた枝、お墓や小屋があり倒せないけど切りたい木や機械が入れない現場でもロープで木登り、伐採した枝や幹をゆっくりと地面に落としたり、少し離れた場所へ空中移動することが出来ます。

土地造成

都市型の森林組合なので、伐採、抜根、造成の仕事も良くあります。昔造成したけど、知らぬ間に木が生えて大きくなっていた等、その様な時にもバックホーやブルドーザを使用して依頼に応えます。

林業作業着開発と販売

2011年にドイツ林業を視察に行って、八戸市森林組合として日本の林業に何の役に立てられるのかを考えた末、「日本の林業から労働災害を無くする」事を目標として安全作業着の着用を進める事にしました。 最初は日本で始めてファナー社の輸入販売を切っ掛けに、日本の気候・地形・体型に合った物でかっこいい物を提供をする為に生地選び、縫製パターンの改良、色や切断等の試験等を行い、ヘルメット以外の製品に関してオリジナル製品を開発。販売しました。